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パリ郊外の病院に入院しているアラファト・パレスチナ自治政府議長の容体について、9日午後に見舞った自治政府のアッバス前首相は「残念ながら非常に深刻だ」と語った。AFP通信が自治政府閣僚の話として「議長は9日に死亡した」と報じたほか、ロイター通信やイスラエル放送も死亡情報を流した。だが、病院報道官が9日午後4時(日本時間10日午前0時)すぎに「アラファト氏は死んではいない」と言明するなど、情報は混乱した。
AFPはパレスチナ自治区ラマラ発で「議長は確かに死んだ。あとはいつ、どう公表するかの問題だ。9日夜には発表されるだろう」とする閣僚の一人の話を伝えた。ロイターも、パレスチナ高官や議長側近の言葉として「議長は死んだ」「間もなく発表される」などと報じた。
一方、パリにいる議長側近や病院関係者は「まだ生きている」と語った。パレスチナ自治政府のエレカット交渉相は9日、ラマラでの会見で「議長は存命だ」と述べたうえで、議長は脳出血を起こしており、医師団が治療を続けていることを明らかにした。
自治政府のクレイ首相やアッバス氏ら首脳は9日午後、議長が入院するペルシー軍病院で医師団から病状の説明を受け、集中治療室の議長を見舞った。そのうちの一人、シャース外相は記者団に「議長は大変危険な状況だ」と語った。
病院の報道官は9日午前、「議長の容体は昨夜のうちに悪化し、今朝はより深い昏睡(こんすい)状態となった。いまの容体は、病状の予見が困難な段階に至ったことを示している」と発表した。発表内容はこれまでで最も深刻かつ具体的で、過去の発表にあった「議長夫人と調整したうえでの公表」という断りはなかった。
クレイ首相ら自治政府首脳は、病院を訪れた後、シラク仏大統領に会い、議長への手厚い措置に謝意を表した。
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アラファト議長側近のアブドルラヒーム氏は9日、「議長が昏睡(こんすい)から覚めなかった場合、(パレスチナ自治区)ラマラの自治政府議長府に埋葬される」と明らかにした。
(11/10 02:16)
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