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【中東和平】
 
ベツレヘムの聖夜に紛争の現実 巡礼の活気に分離壁の影

24日、パレスチナ自治区ベツレヘムのクリスマスミサに出席したパレスチナ解放機構のアッバス議長=AP
24日、パレスチナ自治区ベツレヘムのクリスマスミサに出席したパレスチナ解放機構のアッバス議長=AP

キリスト生誕の地とされるパレスチナ自治区ベツレヘムの教会で24日、クリスマスミサが行われた=AP
キリスト生誕の地とされるパレスチナ自治区ベツレヘムの教会で24日、クリスマスミサが行われた=AP

 キリスト生誕の地とされるパレスチナ自治区ベツレヘムは00年秋の紛争激化以来5回目のクリスマスを迎えた。聖カテリナ教会で24日深夜から行われた恒例のクリスマスミサには多数の巡礼者や観光客が参加し、聖地は久々に活気を取り戻した。今年はパレスチナ解放機構(PLO)のアッバス議長も姿を見せた。

 しかし、街の周囲ではテロ阻止を名目にイスラエルによる分離壁の建設が進み、紛争は観光産業に壊滅的な打撃を与えている。国連が20日に出した報告書によると、00年には月9万人を超えていた観光客が今年は月7200人と激減。ホテルの稼働率は3%に届かない。この4年間にキリスト教人口の9%にあたる2000人が聖地を捨てた。

 ベツレヘムはエルサレムのすぐ南にある。内外を結ぶ道路にイスラエルが78カ所の検問所や土盛りを設け、分離壁が二つの聖地を分断する。ローマ・カトリックのサバハ・エルサレム総大司教が21日に発表した「分離壁はベツレヘムを巨大な監獄にした」というクリスマスメッセージが、現状を端的に表している。 (12/25 15:20)


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