アラスカ上空で温室効果ガスを調査 東北大
2006年08月05日
北極域の針葉樹林(タイガ)やツンドラから放出される二酸化炭素やメタンは、地球温暖化にどの程度影響しているか。米国アラスカで東北大の研究者らが、こうした温室効果ガスの実態調査に乗り出した。大気の採取には朝日新聞社が協力、北海道大などのチームによる森林火災調査と併せ、北極域の植物の役割解明に迫る。
 森林火災現場の上空を飛んで空気の試料を採取し、メタン濃度などを調べる=米アラスカ州を飛行中の本社機「あすか」で
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調査は、ツンドラの湿地や森林火災現場など8カ所を予定。本社機「あすか」が上空を飛び、高度500〜5千メートルの8点で外気を集める。試料は日本に持ち帰って分析する。「あすか」は国立環境研究所が開発した測定器を積んでおり、高度を変えて連続的に温室効果ガス濃度を記録する。
チームは、温室効果が二酸化炭素の約20倍もあるメタンに注目。メタンは、森林火災で不完全燃焼が起きたときや、アラスカやシベリアの凍土地帯で細菌が土壌の有機物を分解したときに出るが、構成元素の分析から、いずれから放出されたかがわかるという。
調査に加わる青木周司・東北大教授(大気物理学)は「大気中のメタン濃度は、20年ほど前から上昇し続けてきた。ここ数年横ばいだが、増加に転じる可能性もあり、今回の調査で基本データを取りたい」と話す。
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