自民党の亀井静香前政調会長は8日、福岡市内で講演し、北朝鮮による拉致被害者について「ほとんど殺されているんでしょうけど、あと100人以上おられるかもしれない」と発言した。安全保障政策に関するくだりで述べたが、拉致被害者の家族は帰国を信じて救出を訴えており、発言には批判が出る可能性もある。
亀井氏は小泉政権の外交政策について持論を展開しながら、「日米安保条約があるからといって米国が守ってくれるのか」などと述べた。
さらに北朝鮮について、「ミサイルが飛んでくるなら撃ち落とす。向こうに対しては攻めていかない。そうした懸命の努力を日本がして初めて我々は安全。拉致された人はほとんど殺されているんでしょうけど、あと100人以上おられるかもしれない。その問題が解決できると思う。非常に残念ながら政治家として責任を感じる」などと述べた。
(07/09 00:38)
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