福井県小浜市の拉致被害者地村保志さん(48)の父、保さん(76)は6日、同市内で会見し、北朝鮮の政府高官が拉致被害者が平壌に迎えに行くことを条件に被害者家族の帰国を提案していることについて、「確実に日本に帰すのなら、出迎えに行ってもよいと思う」と述べた。
保さんはその条件として、外務省が交渉し、拉致被害者の安全確保のために護衛をつけることなどを挙げ、「孫たちの帰国の意思は日本に連れて帰ってから聞かなければならない」と話した。
また、北朝鮮が「拉致被害者を帰さないのは約束違反」と主張していることについて、「北朝鮮とどのような交渉や約束をしたのか、日本政府は経緯を明らかにし、謝るべきところがあるのなら謝らないと解決できない」と指摘した。
(01/06 20:26)
|