北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(43)=新潟県真野町=は30日、報道陣に「看護師の仕事につくことを決めた」と打ち明けた。拉致される前に病院で准看護師として働いていた。帰国後も仕事を選ぶ一環で医療・福祉の研修や手伝いをしていた。
この日朝に決心がついたといい、看護師の仕事について、「患者さんが少しでも喜んでくれるのがうれしい。一度身につけたものですから、他の仕事よりは早く手につくと思うし、好きだから」などと話した。
北朝鮮にいたのが24年と長かったため、技術的な面で復職するのに不安ももっていたが、それを解消しようと積極的に研修などを受けた。3月には自身が肺がんの摘出手術を受け、看護師への思いが増したようだ。
(04/30 19:46)
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