海上保安庁は12日から、白書に当たる「海上保安レポート」の03年版を、全国の書店や首都圏の地下鉄の駅売店などで発売する。初めて市販した昨年は完売したため、今年は1000部増刷して計6000部を発行する。目玉は付録のCD―ROMで、01年末に鹿児島県奄美大島沖で起きた北朝鮮工作船事件の銃撃戦や引き揚げの映像を収めている。1800円(税込み)。
03年版は、昨年起きた海上事故・事件への取り組みを紹介するとともに、海上保安官の仕事の中身を数字で説明する項目などを設けた。特集として、これまでの不審船・工作船事件を表やグラフでまとめた。
付録のCD−ROMには、工作船の発見・追跡から、銃撃戦の模様、沈没、引き揚げとその後の調査までを30分間の映像にまとめた。船内から見つかった武器などの写真も収めている。
(05/12 06:04)
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