朝日新聞が、拉致被害者曽我ひとみさんの北朝鮮に住む家族の住所を報じた問題で、曽我さんは30日、コメントを発表した。それによると「まだ心の中にもやもやしたものが残っています」としながらも、「今回のことにつきましては、もう話題にすることなく、わたしを静かにしておいていただきたいと思います」としている。
これを受けて「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」と「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」は、この問題が起きて以降、曽我さんの共同会見に本社記者が出ることを拒んできた措置が5月末で解除されるとした。
朝日新聞社の松本正・広報宣伝本部長は「曽我さんのコメントを重く受け止めています」との談話を出した。
(05/30 21:36)
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