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【北朝鮮拉致事件】
 
拉致家族会が記録集「家族」を出版 失踪から現況まで

 「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(横田滋代表)のメンバー全家族による初の記録集「家族」(光文社)が7日に出版される。突然の失跡に悲しんだ日々や拉致問題への政府の対応、帰国した被害者5人の現況などが記されている。

 78年に失跡した田口八重子さん(当時22)の兄飯塚繁雄さん(65)は妹の子を引き取って育てたことに触れている。「家族の闘いは、『子供を取り戻そう』とする闘いだ。(略)飯塚繁雄の場合はそれに加え、子供を守る闘いだった。八重子の残した子供を世間から『守りきる』こと」と記し、李恩恵(リ・ウネ)として加害者のように見られた妹への思いをつづった。

 63年に漁に出て消息を絶ち、北朝鮮にいる寺越武志さん(53)=北朝鮮・平壌在住=の母友枝さん(72)は本の中のインタビューで「国と国との犠牲になったんや。武志は13歳で北朝鮮に連れていかれ、40年たって、もう日本に帰るところがなくなってしまった」と話している。

 また横田めぐみさん(失跡当時13)や市川修一さん(同23)ら拉致被害者の家族のうち、家族会16家族が談話や写真を寄せている。

 家族会事務局長の蓮池透さん(48)は「あとがき」で「私たち自身の言葉で『拉致』が被害者家族に何をもたらしたかを語り残しておくべきではないかと考えた」と述べている。

     ◇

 本の最終章「曽我ひとみさんからの手紙」に寄稿した曽我ひとみさん(44)は4日、新潟県真野町で記者会見し、本に寄せた「母への思い」と題する手記を涙を浮かべて読み上げた。

 「78年8月12日の夜から今日まで母の顔を見ることができないでいます。日本で住んでいると信じていた私にとって母の姿が見えないことは、言葉にも表すことのできない位信じがたい現実でした」

 拉致され行方不明の母ミヨシさん(失跡当時46)の消息については「(北朝鮮は)知っていると思うので本心をはっきり聞いてみたい」と話した。

 曽我さんは4日付で家族会に入会した。今後、母を待つ家族として国連人権委員会強制的失踪(しっそう)作業部会に母の審査を申し立て、自ら証言することも検討しているという。

(07/04 20:04)


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