「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)と支援団体「救う会」は15日午前、首相官邸を訪ね、家族会が発足した97年から集めてきた、拉致被害者の救出を求める署名が6月末までで累計315万人に達したとして、昨年3月から1年余りで集まった141万人分の署名簿を安倍官房副長官に提出した。
横田滋・家族会代表(70)は安倍副長官に署名目録を手渡しながら「いかに多くの方が被害者の救出を望んでいるかの表れです。政府にも引き続きご尽力くださいますよう」と述べた。
今月からは署名用紙を一新。これまでの署名運動には拉致問題への社会の関心を高める目的もあったが、今後は、経済制裁など北朝鮮に拉致問題解決を迫るための圧力を強めることを政府に求める署名運動として、新たに展開するという。
(07/15 11:21)
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