北朝鮮の貨物船ホワン・クン・サン号(2705トン)が17日午前、新潟県上越市の直江津港に入港した。中古車の積み出しが目的という。国土交通省、東京税関などが計約30人の職員で接岸と同時に船内を立ち入り検査した。問題がなければ、18日夕に寄港地の博多へ向けて出港する。
同号は今年2月、福島県の港に入港した際に国交省の船舶安全性検査(PSC)を受けた。その際、遭難信号発信装置などの不備を指摘され、改善命令を受けた。直江津港への入港にあたっては、「指摘に対処した」(同号の代理店)と答えており、検査では改善命令に適切に対応しているかの確認に重点が置かれるとみられる。
(07/17 10:10)
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