小泉首相は6日午前、北朝鮮の核開発問題を巡る6者協議について、「包括的に協議していこうというのが日本の立場。協議の場では核が中心だが、日本としては拉致問題も同じように重要。日本の主張を各国にも理解していただけるよう、関係者に働きかけたい」と述べ、拉致問題を議題として取り上げるよう、全力を挙げる考えを強調した。広島市での平和記念式に参列後、記者団の質問に答えた。
そのうえで、首相は「米韓と緊密に連携するのは当然。中国やロシアにもこの機会に日本の主張を理解していただく。北朝鮮にも無謀なことをしないよう、お互い協力できる道を探していきたい」と語り、拉致問題を優先している日本の立場に理解が得られるよう、6者協議の参加国に個別に働きかける考えを示した。
(08/06 11:02)
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