中国の曽慶紅(ツォン・チンホン)国家副主席は4日、訪中した村山富市元首相や平山郁夫・日中友好協会会長らと北京の人民大会堂で会談した。25日から開かれる6者協議の場で、日米が拉致問題も提起する方針であるのに対し、曽副主席は「日本の立場はよく理解しているが、6者協議は核問題が中心だ。拉致問題はぜひ日朝両国の会談の中で話を詰めてもらいたい」と述べ、6者協議で拉致問題を取り上げることに慎重な中国政府の立場を改めて示した。
(02/04 20:19)