「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」メンバーは5日、細田博之・官房副長官や薮中三十二・外務省アジア大洋州局長ら政府関係者と会食した。細田副長官は「6者協議では(拉致被害者の家族)8人の帰国、(死亡や未入国とされた)10人の安否確認と帰国を基本に強く交渉する」として、25日再開の6者協議で拉致問題を議題にするよう働きかける政府の姿勢を改めて説明した。
会食後に記者会見した家族会によると、家族会メンバーは「拉致問題での北朝鮮の発言にその場で対応できるよう、事前に戦略的にシミュレーションをして臨んでほしい」と求めた。薮中局長は「言うべきことを言い、一貫した姿勢を示す」と語ったという。
(02/05 19:18)
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