北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さん(46)、祐木子さん(47)夫妻=新潟県柏崎市=が14日、同市内で会見し、帰国後1年半過ぎた心境を話した。北朝鮮に残る2人の子供について「親と子がなぜ一つになって暮らせないのか。外交カードのようなことに利用されるのは我慢できない」と、進展のない状況にいら立つ心情を吐露した。
また、イラクで武装勢力の人質にされている3邦人について、「一日も早く解放されて、無事帰国してほしい。日本国民と国にとって、(北朝鮮による)拉致問題と同じくらい重要な問題だ」と話した。
さらに、小泉首相との面会について、首相側が応じたことを明らかにした。面会は、他の被害者と相談したうえで、3月20日ごろに薫さんが電話で中山恭子・内閣官房参与に要望していた。面会日は決まっていない。
(04/15 00:59)
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