山崎拓・前自民党副総裁が4月初旬、中国・大連で北朝鮮外務省の鄭泰和(チョン・テファ)日朝交渉担当大使らと会談した際、拉致被害者の家族8人の帰国を実現させるため、日本政府高官による出迎え案を提示していたことが分かった。山崎氏に同行していた平沢勝栄衆院議員が6日、都内で記者団に語った。
平沢氏によると、北朝鮮側が「拉致被害者5人を約束通り、北朝鮮に戻して欲しい」と繰り返したため、山崎氏が「5人が行かなくても、日本政府の高官なりが迎えに行けばいいじゃないですか」と提案。北朝鮮側は本国に持ち帰って検討すると答えたという。平沢氏は記者団に、政府高官とは「外務省の高官ということも、閣僚ということもある」と述べた。
(05/06 23:07)
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