小泉首相は17日夜、ブッシュ米大統領と電話で約20分間協議した。小泉首相は22日の訪朝について「拉致問題、核問題などの包括的な解決のため努力する」と説明した。大統領は「訪朝の目的を理解し、支持する。成功を祈りたい」と応じた。首相は6者協議に積極的に取り組むべきだと北朝鮮に伝える考えを説明した。
電話協議は米国側の要請で行われた。大統領は統治評議会議長が暗殺されるなど最近の情勢を受け「イラクの状況は厳しいが、いずれ目標を達成できると確信している。日本の協力を期待している」と述べた。首相は、邦人人質事件での米国の協力に感謝したうえで、ブラヒミ国連事務総長特別顧問による暫定政権立ち上げの努力を米国が支持していることを評価。「新安保理決議採択に協力したい」と述べた。
(05/18 00:26)
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