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【北朝鮮拉致事件】
 
「よど号」4人、欧州の拉致などカギ握る 当局も関心

 元赤軍派で北朝鮮在住の「よど号」ハイジャック事件の実行メンバーが、同国政府に日本への帰国支援を要請する手紙を送ったと朝鮮中央通信が報じたことで、事件から30年以上を経て、メンバー4人の帰国が現実味を帯びてきた。欧州での、有本恵子さん拉致事件に関与した疑いがあるとみられている安部(現姓・魚本)公博容疑者(56)もいる。警視庁は4人が帰国しだい逮捕し、事件の全容解明を目指す。

 安部容疑者のほか、小西隆裕(59)、若林盛亮(57)、赤木志郎(56)の各容疑者が北朝鮮に残る。4人は、いずれも国外移送略取容疑などで国際手配されている。

 調べでは、4人はほかの元赤軍派5人とともに70年、羽田発福岡行き日航機「よど号」を乗っ取り、北朝鮮へ渡った。国内初のハイジャック事件だった。9人のうち田宮高麿幹部ら3人が死亡(うち1人は未確認)、2人が帰国して同容疑などで逮捕、有罪判決を受けた。

 メンバーと結婚した女性8人のうち4人は帰国して旅券法違反容疑などで逮捕。北朝鮮には4人が残っているが、1人は死亡したとの情報もある。メンバーの子供は18人。後に合流した赤木容疑者の妹と日本人男性との間の2人を合わせると計20人で、うち14人が帰国した。

 メンバーは02年7月に帰国方針を表明したが、直後にあった日朝首脳会談で、金正日総書記が日本人拉致を認めて謝罪。グループの関与が指摘された有本さんら3人も含まれており、帰国問題は白紙状態になっていた。

 警察当局幹部は朝鮮中央通信の報道について「4人の帰国がかなり具体的になった印象を受けた。テロ支援国の指定理由になっている4人の存在を、北朝鮮が足手まといと考えているのではないか」とみている。

(07/06 01:41)


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