拉致被害者の曽我ひとみさん(45)は20日、首相官邸で細田官房長官と、自民党本部で安倍幹事長と面会し、一家4人が再会、帰国・来日できたことについて、政府・与党への謝意を伝えた。
細田長官は、ジェンキンスさんの訴追問題に触れ、「米国側は今すぐに引き渡しを求めることはないだろう。今後よく相談していきたい」と述べた。曽我さんは「今回羽田に着いてバスに乗ったら本当にほっとした」などと語った。長官が安否不明者10人についてきちんと取り組む考えを示すと、「次はぜひ母(ミヨシさん)の手を引いてタラップを降りたい」と話したという。
一方、ジェンキンスさんはこの日、入院先の病院で精密検査を受けた。診察には通訳も立ち会った。病院は検査結果を受け、複数の専門医による医師団を組み、治療方針を決めるという。
(07/20 19:21)
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