米国防総省のローレス副次官は23日、拉致被害者曽我ひとみさんの夫ジェンキンスさんの訴追問題で「彼は現役の米軍人だ。だから軍事法規に服さなければならないというのが米政府の立場だ」と述べ、脱走兵として軍法会議は免れないとの考えを改めて示した。ワシントン市内で日本人記者団の質問に答えた。
ローレス氏は「私の知る限りだれも取引を提案していない」と述べ、日米間ではまだ司法取引について話し合っていないと強調した。米政府内ではジェンキンスさんの訴追について国防総省が最も強硬であり、ローレス氏は国防総省としての原則論を強調したものとみられる。
(07/24 10:39)
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