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横田めぐみさんのものとして日本側に渡された遺骨が別人のものだった問題で、北朝鮮側が日本政府に対し鑑定を終えた遺骨の返還を要求していることがわかった。外務省幹部が19日明らかにした。北朝鮮側の意図は不明だが、再検証に前向きな姿勢をみせたのではないかとの見方も出ている。日本政府は鑑定の客観性を明らかにするため、鑑定書の複写を北朝鮮側に渡す方向で調整している。
遺骨が別人のものだったことについて、北朝鮮政府は16日、北京の日本大使館に対し「日本側の鑑定結果を受け入れることも認めることもできない。今後真相の究明が行われることを望む」と回答していた。ただ、14日の北朝鮮外務省報道官談話は「鑑定結果は捏造(ねつぞう)」と非難しながらも、「(横田めぐみさんの)夫が自分の妻ではない他人の遺骨を日本側へ渡したとは想像すらできない」として、遺骨の提供は夫の行為で、政府は直接関与していないとの姿勢を示していた。
このため、今回、北朝鮮側が遺骨の返還を求めてきたことについて、日本政府内には「北朝鮮政府も『夫の主張通り本人のものと思っていたが、違うなら真相解明を進めたい』ということかもしれない」(外務省筋)という見方も出ている。
これに関連して町村外相も19日の報道番組で「(北朝鮮が)骨の鑑定結果を欲しいと言っているようだから、それを渡すなり、先方が渡した資料の矛盾点をもう一度問いつめるなり、真相解明を迫るもうワンクッションがいる」と語った。骨の鑑定を含めた資料の分析結果を伝え、北朝鮮側の説明を求める姿勢を示したものだ。
外相は「それでも不誠実な対応ならば(人道支援の一時凍結だけでなく)より厳しい制裁も視野に入れなければならない」と語った。ただ、期限を設けて回答を迫る手法については「速やかな回答を求めるのは当然だ。期限を切る手法がいいのかどうかは、いま考えている」と述べるにとどめた。
(12/19 19:10)
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