< アスベスト被害 >
子供用自転車のブレーキに石綿 ブリヂストンサイクル
2005年09月07日22時16分
自転車メーカーのブリヂストンサイクル(埼玉県上尾市)は7日、昨年10月から今年8月にかけて販売した子供用自転車1万9500台のブレーキ部品に、法令で禁じられた量のアスベスト(石綿)が含まれている疑いがあると発表した。9日から販売店で部品の無償交換に応じる。同社は「長時間使用しても、石綿の飛散の恐れや健康への影響は少ない」としている。
石綿が使われていたのは、ブレーキをかけた際に後輪を締め付けるブレーキライニングと呼ばれる摩擦材。中国企業に製造を委託した自転車「エコキッズ」「ワンパク」「シティレディ」「KIX」「キティ」の5種類で使われていた。
部品総重量の1%以上の石綿を含むブレーキライニングの製造や使用は、昨年10月の労働安全衛生法施行令改正で禁じられた。5種の自転車には1%以上の石綿が含まれている恐れがあるという。
問い合わせは、ブリヂストンサイクル(0120・72・1911)へ。
社団法人・自転車協会の調べでは、現在、ブリヂストンサイクル以外に石綿含有部品を使う会員メーカーはないという。ただ、国内で1年間に売られる自転車約1100万台の半数は協会未加入のスーパーやホームセンターなどが占めるといわれ、同協会は非会員についても調査する。
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