巨人の渡辺恒雄オーナー(オーナー会議議長)は24日夜、記者に囲まれた中で、来季の1リーグ制移行を強く主張した。
同オーナーは、近鉄とオリックスが合併することを踏まえ、「(来季は)11球団なら2リーグ」としながら、「1リーグにするとセ・リーグの他球団は損だ損だと言うが、このままじゃしょうがない。どこかで折り合いをつけないといけない」などと語り、1リーグ制移行を訴えた。また、「9月に(1リーグが)できなきゃ、何もできない。システムを変えられない時はどうするか。有志連合で行くしかない。新リーグだよ」とも語った。
同オーナーは、来季については10球団での1リーグ制を想定しており、「10球団にするにしても(協約上は)4球団が反対すればできない。これまでも絶えず9球団の賛成を取ろうとやってきたが、8球団しかとれなかった。でも、今回は様子が変わってきている」と実現の可能性があることも示唆した。
また「今はみんな目先のことしか考えていない。10億円損するから1リーグはいやですとか、1リーグにすればもうかるとかではなく、もっと長期的に考えれば、いい知恵が出るはずだ」と球界再編へ意欲を示した。
(06/24 23:32)
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