パ・リーグは1日、東京都内で臨時理事会を開き、近鉄とオリックスが合併してできる新球団の選手の優先確保(プロテクト)枠を28人とすることで合意した。新球団の運営会社の出資比率はオリックスが80%、近鉄が20%で、第三者は入らない両球団の案が了承された。保護地域(本拠)は兵庫県(ヤフーBB)と大阪府(大阪ドーム)という両球団の希望をセ・リーグ側に伝える。
このほか、オーナー、球団社長はオリックスの宮内オーナー、小泉球団社長が引き継ぐことが了承された。チーム名は近鉄が「オリックス・バファローズ」を希望しているが、引き続き両球団で話し合う。2日に開かれる12球団代表者会議でセ側の理解を求め、7日に開かれるオーナー会議にかける。
来季、2リーグ制を維持するかなどについての議論はなかった。
プロテクトの人数については複数の案が討議され、フリーエージェント制で人的補償を求めた場合のプロテクトと同数で、1軍出場登録枠に当たる28人に落ち着いた。
兵庫県と大阪府を保護地域とする案について、オリックスの小泉球団社長は「協約上は認められていないので、みなさんの意見に従い、協約を適用するのならどちらかを選ぶ」と語った。甲子園(兵庫県)を本拠とする阪神が反対している。
(07/01 19:09)
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