7日のオーナー会議で議長を務めた巨人の渡辺オーナーは記者会見で、1リーグ制支持の持論を展開した。
「マスコミの皆さんも含めて交流試合をやれ、と盛んに言われていたでしょ。1リーグということは完璧(かんぺき)な交流試合。いろいろな新しいカードができることで、おもしろみが増える。例えば、巨人がダイエー戦をたくさんやりたくてもペナントレース中はできない。オールスターは東西に分け、ペナントレース後に東西に分けたリーグ戦をやり、そのチャンピオン同士が戦う試合を作ってもいい。前、後期制もあり得る」
プロ野球を含めた野球界については、「2軍、3軍がアマチュアとやって全国のプロ野球のない都道府県に広めていけばいい。球界が下り坂にならないよう、新しいアイデアを出さなければいけない。自分の球団のことだけ考えていたんでは、プロ野球全体は興隆しないという点では、すべてのオーナーは一致した意見を持っている」と話した。
「選手会が議論の時間が短すぎるのではと主張しているが」と聞かれると、「100年議論すれば十分だと言うんですか。1年かける必要はない。2カ月あれば十分」。そう答え、「朝日新聞の論調に迎合するような方向に引きずられる必要はひとつもない」と付け加えた。
(07/07 23:15)
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