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プロ野球史上初めてのストライキが決まった。18、19の両日、球音は消える。10時間に及んだ交渉の末、決裂した日本プロ野球選手会、交渉相手だった日本野球機構は、記者会見でともにわびた。プレーを楽しみにしていたファンに。
「初めに近鉄・オリックスの合併反対に署名してくれたファンにおわびします。なんとか1年先延ばしするよう何度も交渉したが願いはかなわなかった。期待に応えられず申し訳ない」。そう古田は切り出した。ゆっくり言葉を確かめながら話した。メガネ越しの目が時折、潤んで見えた。
巨人の高橋由が隣で視線を落とす。阪神の今岡は宙を見つめた。
古田はおわびを続けた。「今週末にプロ野球をみることを楽しみにしていた人に心苦しく思う。球団の消滅はたくさんのファン、選手その他に大きな影響があり、何とか統合を回避とはいわないが1年間凍結してもらえないかと願い、交渉してきたが無理だということになった」
「我々としては『セ』6、『パ』5の計11球団は本来の形ではない、いびつな形だと思い、せめて新規参入を促すよう交渉してきた」
交渉は、期限の午後5時を4時間以上、延長して続いた。「ファンの大きな関心事になったので、あいまいな表現で妥結することはできない。『誠意をもって審査する』とは言ってもらったが、『来季』『最大限努力する』という言葉が頂けないと納得できないのが、妥結できなかった大きな原因だ」。ストという苦渋の決断を語った。
統合で選手生命の危機に立たされるかもしれない仲間に触れ、「仮に統合・新規参入があっても、近鉄・オリックスの選手にとっては行き先が分からない不安な日々で、選手たちの要望を聞き入れてほしいという話をしたが、プロテクト(合併チームによる選手の優先確保)を変えることはできないという話だった」と話した。
(09/17 23:32)
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