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日本プロ野球組織(NPB=日本野球機構)と労働組合日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)の団体交渉決裂から一夜明け、選手会は18日、プロ野球史上初のストライキに突入した。ペナントレースの大詰めに、週末の2日間で計12試合が中止される。経営側はストによる損害について賠償請求を検討するとしているが、合宿所や球場、練習施設から選手を締め出すロックアウト(施設封鎖)は行われていない。選手たちは週明けに再開される公式戦に備え、練習した。遠征中の球団の選手たちは外出を自粛した。新規参入を認める時期をめぐって決裂した前日の交渉。選手会の要求を受け入れなかった経営者側の中も意見が分かれていた、という。
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「差はわずか。ほんとにわずかなことで、ストライキに追い込んでしまった」。前日行われた協議・交渉委員会。阪神の野崎勝義球団社長は言った。ダイエーの佐藤賢二球団代表も「いったんは合意しかけた。ほんのちょっとの差なんだけどなあ」と振り返る。
選手会の古田会長は、合意事項の中に、新規参入について「NPBは来季に向け最大限努力する」という一文を盛り込むよう望んだ。NPBとしての最終的な答えは「ノー」だった。だが、12球団の意見は賛否に分かれ、拮抗(きっこう)していたという。
球団側のある出席者は「巨人を除くセ5球団が選手会の意見に賛成だった」「パでは日本ハムも最後まで選手会側」と証言する。別の球団側出席者も「賛成反対は半々だった」。
だが、巨人とオリックスの強硬な反対などがあり、「来季に向け」も「最大限努力」も受け入れない、という方向に議論は流れていった。「来季の新規参入は非常にいいことだと私は思う」という意見を持つ野崎氏は「私の力が足りなかった」と悔いた。
会議は途中から、NPB側から瀬戸山隆三・選手関係委員長(ロッテ球団代表)ら、選手会側から古田会長ら一部の幹部だけで折衝する場面もあった。互いに退席し、他のメンバーと連絡を取り合う形を取ったようだ。選手会の松原徹事務局長は言う。「何回も足を運び、最後の文言で妥協する道を探した。05年にも新規参入の可能性があることを示してもらい、いい審査が出れば、新球団ができるという状況を作ってもらいたかった」
野崎氏は「(近鉄とオリックスの合併を承認した)初動で間違えました。球団数を維持することを最優先にして判断すべきだった」。プロ野球の行われない週末が来た。
(09/18 13:40)
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