日本プロ野球組織(NPB=日本野球機構)の12球団代表者による実行委員会が21日、東京都内のホテルであり、IT関連企業ライブドアの加盟申請について、プロ野球の運営ルールを定めた野球協約に沿い、受理から30日以内に参入を認めるかどうか審査する方針を確認した。22日に再開される労働組合日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)との協議・交渉委員会に向けた意見調整も行ったが、内容は明かされなかった。
ライブドアの申請は16日に出されており、10月15日までに審査することになる。ただ、協約には審査基準などの詳細が定められておらず、審査がずれ込む可能性もあるとしている。
また、新規参入企業に課されていた60億円の加盟料に代わる預かり保証金を25億円とし、10年間球団を維持すれば返還すること、加盟時の必要経費として入会金5億円を別に徴収することも決めた。
選手会側へストの損害賠償を請求するかどうかやストで中止になった試合の代替開催をするかなどの結論は、先送りされた。
18、19日にストを決行し、次回のストを25、26日に構えている選手会は、今後の交渉で、引き続き「新球団の来季参入に向けた最大限の努力」を求める方針。実行委の豊蔵一議長(セ・リーグ会長)は「スト回避へ向けて、最大限の努力をする」と話した。
(09/21 22:08)
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