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【球界再編】
 
年俸抑制 選手会、課徴金制を視野

  

 球団経営圧迫の要因として、年俸高騰が挙げられる。経営健全化には、抑制策は避けられない。

 バブル景気崩壊後の厳しい経営環境にもかかわらず、選手の年俸は上昇し続けてきた。選手会の調査では、支配下選手の平均年俸は93年に1963万円(選手会所属選手、以下同)だったのが、04年は3805万円に。開幕1軍選手に限ると、93年の3327万円から6954万円へ倍増した。93年に導入されたフリーエージェント(FA)制度の影響もある。

 昨年9月23日、ストライキ回避へ向けた労使交渉の中で、球団側は選手会に「血を流す覚悟」を求めた。年俸のダウン幅拡大の受け入れだった。年俸が一気に数倍もアップし、億単位で年俸が増える選手も珍しくない。

 逆に、成績が悪ければ年俸も一気に下げたいというのが、球団側の本音。しかし、プロ野球の運営ルールを定める野球協約では、年俸1億円を超える選手について、本人の了承がないと30%以上減額することができない。1億円以下の選手は25%。この減額制限を、どこまで緩和するのか。選手会は本格的な議論はしていないが、50%程度との声も出ている。

 年俸減額と別に、年俸抑制策として選手会側が視野に入れているのが「ぜいたく税」だ。大リーグが03年から導入したシステムでは、球団の年俸総額が基準額を超えた場合、超過分に対し一定の「税率」をかけて徴収する。04年は30球団のうちヤンキースが約2502万6千ドル(26億300万円)、レッドソックスが約315万5千ドル(3億2800万円)、エンゼルスが約92万7千ドル(9600万円)の課徴金が課された。課徴金の50%は選手年金基金になる。残りは野球産業育成、高校野球のない国の選手育成基金に使われる。

 NFLでは、94年からサラリーキャップ制を導入して、年俸高騰を抑え、戦力均衡維持にも成功している。各チームの年俸総額に制限を設け、達成できない球団はドラフト指名権の剥奪(はくだつ)など罰則を科す。04年のサラリーキャップ額は8058万ドル(約83億8千万円)。大リーグも導入を目指したが、94年から95年にかけて選手会が行ったストライキにより、断念した。 (01/04 10:48)




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