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スポーツ界の収入の根幹に成長したのがテレビ放映権だ。球界も同様。この巨大利権を巡って様々な意見が飛び交う。
日本球界の場合、日本シリーズ、オールスター戦はコミッショナー事務局、セ・パ両連盟の経費に。ペナントレースは主催試合を持つ各球団に入る仕組みになっている。
中心は1試合約1億円と言われる巨人戦。これまでセ・リーグが交流戦に消極的だったのも、本拠の「ドル箱」を減らしたくないせいだった。
大リーグでは全米中継や国際中継の放映権料は、コミッショナーが一括管理し、基本的に30球団に均等分けされる。ただ、これはほんの一部。地方での放映権料は、独自収入として各球団にそのまま入る。ニューヨークなど大都市が本拠なら収入は多く、地方都市が本拠だと収入は伸びない。その差は大きい。
そこで、均衡を図るため、各球団は放映権料を中心に入場料などを含めた独自収入から34%をそれぞれ供出し、再び均等分配する仕組みもある。コミッショナーの裁量による分配金も最大1千万ドル(約10億4千万円)。日本でも、この「富の再分配」の必要性を訴える関係者、識者は少なくない。収入差が余りに大きいと戦力が偏り、面白い試合を見せられないからだ。
AP通信によると、この分配制度の結果、03年はヤンキースが最多の5270万ドル(約54億8千万円)、2番目のレッドソックスも3870万ドル(約40億2千万円)を支払った。受け取った側のトップはエクスポズで2950万ドル(約30億7千万円)。マーリンズが2100万ドル(約21億8千万円)で続く。全体で計2億2千万ドル(約228億8千万円)が高所得球団から低所得球団に渡った計算だ。
もちろん、日米の事情は違う。ヤンキースでも今季、全米中継は6試合だけ。巨人戦はほぼすべてが全国放送。米国のローカル放送は日本で普及がまだ十分ではないケーブルテレビが主流。巨人と他球団の条件が圧倒的に違う中で、日本式モデルを生み出せるかどうか。肝心の巨人戦も視聴率が低迷、放映権料1億円の相場を割り込むのではないか、との見方が出ている。
(01/04 10:49)
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