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出場機会に恵まれない選手が、移籍でチャンスをつかめば、ファンの興味を引き、戦力均衡にも結びつく。そこから、新たなスターが生まれる可能性もある。選手会はそんな考えから、移籍の活性化について話し合うべきだと提案している。
フリーエージェント(FA)権を得た選手は自由に移籍できる。1軍登録150日、9シーズンで資格を得る。しかし、取得期間が長すぎ、多くの選手がピークを過ぎてしまう。FA権を行使する選手数は少ない。国内のFA移籍には、旧所属球団への補償金(最高で年俸額の1.2倍)も必要で、移籍停滞の要因になっている。今オフ、有資格者75人のうち宣言したのは9人だけだった。
選手会は、補償金を撤廃し、取得期間を7年程度に短縮することを考えている。ただ、主力選手の流出につながるため、球団側には悩ましい。
大リーグでは、メジャー在籍6年でFA資格を得る。選手は成績でランク分けされ、補償金がない代わり、トップランク選手を獲得した球団は、相手球団にドラフト1位か2位の指名権を譲渡する。今オフは207人が宣言。大リーグを代表する右腕ペドロ・マルティネス投手がレッドソックスからメッツにFA移籍し、日本でも話題になった。
球団主導のトレードも、シーズン中も期限の7月31日まで活発に行われる。メジャーに上がる機会のないままマイナーで3年間(19歳以下は4年間)過ごした選手について、在籍球団が、他球団からの金銭トレードの申し入れに応じることを義務づけた「ルール5ドラフト」制度もある。
サッカーのJリーグはプロ野球と違い、チームに選手の保留権を認めていない。基本的に移籍が自由で、交渉がまとまらなければ、チームは選手を移籍リストに載せなければならない。移籍金は、22歳以下なら年俸額の10倍。31歳以上は移籍金ゼロ。移籍期限を付けるレンタル制度もある。
現在、FAかポスティングシステム(入札制度)の2通りしか道のない大リーグへの移籍に関して、選手会は、サッカーのようなレンタル制度を研究している。「大リーグで力を試したい」という選手の流出を、一定期間に制限する考えだ。
(01/04 10:50)
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