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2012年12月2日03時00分
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〈新年取材班日誌〉つぶやけない人の声も聞きたい

 【宮崎園子】社会部の取材対象は、ひときわ森羅万象。私も日頃は原爆被爆者や戦争被害者の問題を担当していますが、その時々に、事件や災害など様々な現場に向かいます。今回の企画では、そうして取材してきた中から「ソーシャルメディアという道具を使ったら、何が見え、何が伝えられるだろうか」を出発点に、取材テーマをいくつか決めました。

〈特集〉新年取材班「ビリオメディア」

 まずは、風俗営業法とダンス規制の問題。総選挙を控え、原発やTPPなどといった大きな争点の影に埋没していますし、「そんなの大きな問題?」と思われる人が大半でしょうが、ツイッターなどのSNS上で、活発な議論が繰り広げられています。「自由に踊りたい」。そう願う人々をはばむのは何か。現場で何が起きているのか。法をどうすればいいのか。SNS上で議論をしていきたい。

 もう一点は、震災被災者の問題。私の初任地神戸は、来年1月で阪神大震災から18年。記者になって10年、ずっと神戸に通い続けていますが、常にあるジレンマが、「被災者」とひとくくりにできない、思いの多様性と「紙面の限界」。復興住宅でひっそりと暮らすおじいちゃんおばあちゃんの普通の日々は、ともすれば紙面では振り落とされがちなのです。そして、彼らはつぶやくすべを持たない。記者の私が、SNSという武器を持ったら、「18年後の被災地」をどう伝えられるか。仮設住宅で暮らす東北の人々にもお会いしながら、考えたい。

 「新聞記者の仕事とは」。それをじっくりと見つめ直しながら、現場に向かいたいと思います。

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