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2013年1月2日23時00分
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〈取材後記〉投開票日、はじけたバブル

 【奥山晶二郎】衆院選投開票日の爆発的なバブルのはじけっぷりを見てほしい。選挙に関するつぶやきの数を円の大きさで現したバブルチャートを、ウェブページに設置した。つぶやきが最も多かった12月16日、ページをはみ出さんばかりのバブルが出現した。

特集:ビリオメディアツイッター分析

 ビリオメディア取材班として、衆院選のつぶやき調査を続けてきた。「原発」「憲法」などの政策や、各政党への関心の変化を、どうすればわかりやすく形にできるか。取材過程の可視化とともに、ウェブならではの表現方法にも力を入れた。

 実は、投開票日の数字を反映させる前、急きょ、大がかりな改修をした。バブルは、全体の中での相対的な大きさを示しており、つぶやき数が多すぎると、ページから円がはみ出てしまう。余裕をもって作ったはずだったが、想定外の盛り上がりに、ページを作り替えなければならなくなった。

 多くの人が、ツイッター上で選挙について投稿をした今回の衆院選。選挙運動への利用は解禁されなかったが、ソーシャルメディアが浸透した時代の初の衆院選だったといえるかもしれない。そんなネット上のうねりに、真正面から向き合おうとした。バブルチャートなど、これまでとは違う取材や表現に挑戦する日々だった。政治学者だけではなく、言語処理の研究者、ベンチャー企業の経営者ら、たくさんの専門家の話を聞き、未知の領域を開拓をしていった。

 一つ見えてきたことは、今回、蓄積したデータが今後、様々な場面で活用できる宝の山であるということ。ビッグデータを未来予測に使う場合、過去の数値と実際に起こったことを比較することで、精度が格段に上がるという。ソーシャルメディア上の動きを探ることは、人々の声をすくい上げる、強力な道具になるはずだ。どんな取材ができ、どんな表現ができるのか。これからも、模索し続けていきたい。

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