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2012年9月1日4時22分

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4断層で被害想定 愛媛 最大震度6強、遅れる耐震化

表:活断層地震で想定される県内の最大被害活断層地震で想定される県内の最大被害

 愛媛県が被害想定を公表している活断層は、川上・小松断層▽石鎚―池田・三野断層▽伊予断層▽伊予灘沖海底断層の四つ。いずれも中央構造線断層帯にあり、国が調査した主要な110の活断層に含まれる。

 県が最も大きな被害を想定しているのは、川上・小松断層の地震だ。全県が震度4以上で、松山市南部や西条市北部を中心に8市町は、震度6強の揺れに襲われるとした。

 死者数は、午前2時で2666人、午後6時でも2453人。揺れや液状化による建物の倒壊による死者が圧倒的に多い。

 全壊は西条市などを中心に6万1千棟(8.3%)、半壊が17万3千棟(23.7%)。火災被害は冬の午後6時で、焼失棟数が松山市の1万棟を含む1万1千棟、約5平方キロが焼けると想定した。

 避難者数は、地震1日後で31万3千人、約1カ月後でも22万1千人。4カ月経っても自立再建が困難な人が6万9千人残ると見ている。

 対策はどこまで進んでいるのか。住宅の耐震化率では、2015年度末で77%程度と目標の80%に届かない見通し。そのため、昨年度、市町の耐震化補助にあわせ、県も補助する制度をつくったという。

 公共施設では、県立高校が今年4月現在で57.2%と全国最下位。緊急輸送道路で揺れや土砂崩れなどへの対策が必要な場所のうち、県管理分では11年度末の対応率は85%だ。県危機管理課は「良いとは思っておらず、限られた予算で順に行っている。高校耐震化は計画を4年前倒して取り組んでいる」と説明する。

 県が被害想定を公表したのは02年。県は、それ以降の人口変動や建物耐震化などの社会的変化を考慮し、来年度前半までには内容を更新する予定だ。

 四つ以外の断層地震の危険性についても、県は専門家会議を6月に設置し、広島県内の活断層も含めて、被害想定が必要かどうか検討している。(奥村輝)

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