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警固断層帯の北西部が動いてM7.0を観測した福岡沖地震から7年余り。市民の防災意識は向上しているのだろうか。
福岡市危機管理課は「福岡沖地震で警固断層の認知度は相当上がった」と話す。同地震は福岡市内で震度6弱を観測。全体では死者1人、負傷者1204人に上った。市は2008年、警固断層で地震が起きた場合を想定した「揺れやすさマップ」を作製。自分の住んでいる地域がどのくらい揺れるのかが一目でわかる地図を載せて、市の防災教室などで希望者に配っているという。
だが、九州大大学院理学研究院の下山正一助教は「むしろ、福岡沖地震があったのでしばらくは起きないという妙な安心感が蔓延(まんえん)している」と危惧する。「警固断層帯が起こす地震は終わっていないということを自覚し、出来ることから準備することが大切」と警告する。
九州大地震火山観測研究センターの清水洋教授も「地震災害は日本に住む者の宿命ととらえ、万一に備えるべきだ」と話す。具体的には、寝室にタンスなど大きな家具をなるべく置かない▽家具は倒れないよう壁に固定する▽1階がつぶれても大丈夫なよう、寝室は2階に移す――などの対策を挙げる。