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地震が少ない北九州都市圏の足元にも、活断層は走っている。発生したときには、最悪で約500人が犠牲になりかねない。
北九州都市圏に大きな影響を及ぼす活断層は、福岡県北九州市小倉北区から小倉南区に走る小倉東断層(長さ17キロ)が指摘されている。
県などによると、小倉東断層による地震規模はM6.9。今後30年以内に発生する確率は0.005%と低い。ただ、県が昨年度、小倉東断層に関する被害状況を詳細にシミュレーションしたところ、被害は甚大となることが予想された。
最悪の場合、死者は北九州市498人、苅田町2人、築上町1人の計501人にのぼる。負傷者は北九州市4041人、苅田町148人、築上町75人、行橋市30人などの計4409人と試算されている。
北九州市では、ほかに八幡西区から福智町にかけて延びる福智山断層(長さ20キロ)も確認されている。今後30年以内の発生確率は0.6%。地震規模はM7.0とされるが、県は詳しい被害をシミュレーションしていない。
東日本大震災をうけ、北九州市は昨年度、地域防災計画を見直した。2015年度末までに校舎や体育館など、632学校施設の90%で耐震化を終えるとしていた目標を100%に修正。病院など大規模な市の110施設も耐震診断を終える時期を13年度末から、12年度末に前倒しした。
ほぼ5年に1回、地域防災計画を見直してきた行橋市も、本来の予定を1年前倒しして来年度に計画を見直す。豊前市も今後、地域防災計画の見直す予定だ。(菊池文隆)