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2012年9月1日1時39分
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《解説》足元の危機、認識を

 《解説》日本列島には2千ほどの活断層帯があるといわれている。国が警戒を促してきた約100以外で大きな地震が起きている事実は、私たちの足元にも見知らぬ危機が潜んでいることを意味する。

【特集】足元の活断層 災害大国迫る危機

 約100の活断層帯については、国は予想される地震の規模や30年以内の発生確率などを出してきた。だが、同じ領域で百数十年間隔で繰り返す海溝型の地震に対し活断層型の地震はめったに起きず、次の地震を予測するデータは少ない。

 活断層型の地震は市街地の真下でも起き、大きな揺れに見舞われやすい。阪神大震災は海溝型地震の東日本大震災の「1千分の1以下」のエネルギーにもかかわらず、6千人以上の命を奪った。直下であれば、大きな揺れが伝わる前に警戒を促す緊急地震速報の効果も薄い。

 活断層は地球が足元に仕掛けた「時限爆弾」ともいえる。地中に延びる割れ目の実態をとらえることはできず、明日動くのか、それとも100年後なのかは分からない。しかし、地震が起きた時に生じる事態をあらかじめ考えておくことはできる。身近なリスクと向き合う。減災は、そこから始まる。(編集委員・黒沢大陸)

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