|
牛丼チェーン最大手の吉野家ディー・アンド・シーは7月から、豪州産牛肉を使った「牛鉄鍋膳(ぜん)」を本格発売する。すでに約30店で試験的に提供しており、好評だったため、正式メニューに加えることにした。同社の売り上げは大きく落ち込んでおり、投入で苦境脱出を図る。全国規模での牛肉メニュー復活は、2月の牛丼販売の停止以来、5カ月ぶりとなる。
「牛鉄鍋膳」は浅い鉄鍋ですき焼き風に調理した牛肉に、ご飯、卵のついた定食メニューで380円(税込み)。厨房(ちゅうぼう)の改変を伴うため、準備が整った店舗から順次、全国に広げる方針だ。
吉野家が3日明らかにした5月の売上高(既存店ベース、速報値)は前年同月比30.5%減で、2カ月続けて3割強のマイナスとなった。米国産牛肉の輸入再開のめどが立たないなか、「豚丼」の投入や各種セールの展開で集客力回復を図っているものの、5月の来客数も同32.2%減と低迷が続く。それだけに、「牛鉄鍋膳」への期待は大きい。
ただ、「牛丼」は米国産牛肉でないと安定供給ができないため、依然として再開のめどは立っていない、という。
(04/06/03 19:53)
|