|
綱渡りのプリント搬入の末に第57回カンヌ国際映画祭でプレミア上映された「2046」。受賞は逃したが、王家衛(ウォンカーウァイ)監督らの記者会見は大きな注目を集めた。王監督は「3社に任せたCGのイメージが一致せず、仕上げに手間取った」と「大遅刻」の理由を説明。「これが最終編集版。この5月時点のね」と、再編集に含みも残した。
60年代後半の香港に滞在する作家(トニー・レオン)のラブストーリー。近未来を舞台にした小説の登場人物として木村拓哉が出演する。男女の濃密な愛の駆け引きは前作「花様年華」に通じるが、王監督は「続編ではなく、今までの自作の総集編」と語った。
カンヌで初めて作品を見た木村の第一印象は、「こういうことだったのか」。当初は「殺し屋」というキーワードを聞かされていたが、アクションシーンは登場しない。「監督の頭の中にあるものが翌日には変わる。本当に生もの。最初は戸惑ったが、中盤からは楽しみになった」と話す。
常連出演者のトニー・レオンは、「撮りながら物語を発見するのが彼のやり方」と解説。出演者に名前があるが姿が見えなかったマギー・チャンについては「一瞬だけ登場したのでわからなかったかもしれない。別のシーンにも出ていたがカットされた」と語った。
今秋、日本公開の予定。
(04/05/24)
|