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第57回カンヌ国際映画祭で20日夜(日本時間21日未明)、押井守監督の「イノセンス」が日本のアニメーションとしては初めてコンペティション部門で公式上映された。押井監督の海外での人気に火をつけた「攻殻機動隊」の続編とあって注目度は高く、細密な映像をたたみかける冒頭シーンに続いてタイトルが出たとたん、客席に大きな拍手がわいた。
上映前の記者会見では米国アニメと日本アニメの比較論や創作哲学を淡々と語っていた押井監督だが、エンドロールが終わって再び拍手を浴びると、感極まった表情。「アニメーションの絵の力がお客さんに届いたのかなと思った」と語った。
この日は、SMAPの木村拓哉さんが出演した香港の王家衛(ウォンカーウァイ)監督の「2046」も同部門で公式上映された。同作品は編集作業が大幅に遅れ、カンヌへのプリント搬入が終わったのはこの日夕方。同日朝と昼に予定された上映は中止になるなど、前例のない混乱を招いた。また「特別出演」でクレジットされている香港の人気女優マギー・チャンさんが登場しないなど、「未完成」をうかがわせる部分もあり、新たな話題を呼んでいる。
(04/05/21)
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