チーター・エクストリームとは 動画(2分23秒)

シーン1

(クリストフ) 「アスリート義足」は競技によって、形が変わります。たとえばこれ。短距離で使うブレードに、かかとがついていますよね。バスケットボールのような安定感が必要な競技向けに作りました。この義足はマラソンなど長距離用に使うものです。見てください。ソール部分は、ナイキが作っているんです。この義足はとても便利ですよ。以前までアスリートたちは、健常者用のスニーカーを買って、ソールをくりぬいて、義足にくっつけていたんですから。

オズール社の義足とそれにつけるナイキの長距離用ソールを見せるクリストフ

シーン2

(ナレーション) ピストリウスや高桑選手が使う「チーターシリーズ」。なかでもロンドンパラリンピックで注目を集めたヒット作、「チーター・エクストリーム」について、クリストフに説明してもらいました。

説明するメカニカル・エンジニアのクリストフ

シーン3

(クリストフ) チーター・エクストリームの開発が始まったのは2010年でした。我々が力を入れたのは、義足に伝わったエネルギーが、足に戻るときのバランスです。一番いいバランスを見つけるため、義足の角度をハイスピードカメラを使って何度も研究し、ロンドンに間に合わせました。この義足は複数のカテゴリーに分かれています。44キログラムから147キログラムまでの体重の人が使うことができます。

義足ランナーのCG映像

シーン4

(ナレーション) この義足を使いこなすため、アスリートたちは様々な工夫をしています。2015年10月にドーハで行われた世界選手権のやり投げで銅メダルを獲得した、ヘルギ・スベインソン選手は、靴底とブレードの間にクッションを入れ、スパイクのポイントを多くしたそうです。

説明するスベインソン

シーン5

(スベインソン) やり投げで最後の踏み込みのとき、クッションがない状態で踏み込んだら、いつも転びそうになって力が入らなかったのです。危険を感じたよ。改造してからは、速く走れるし、脚にパワーも伝わるようになった。「安定性」と「安心感」が増したんです。本当に助かってるよ。

やり投げのCG映像
=敬称略