タッピング 一緒になって泳ぐ 動画(1分32秒)

シーン1

(寺西) 木村の速度でいうと、0.1秒が10cm。0.01秒が1cmなので、ターンするべき場所っていうのは拳骨ひとつ分くらいしかないんです。0.1秒ずれてしまうと、ずいぶん影響してしまうんですね。0.02とか0.03秒の誤差の中で合図は出してるんですよ。

僕がたたいて速くなるわけじゃなくて、彼の泳いでるものを全部上手く出し切るのが僕の役目だと思ってるので。「一緒に泳いでる」という表現を使いますけど、自分が木村に乗り移って「ここで回れ」という時に合図を出すので、その方が楽なんですよ。たたく側はね。「たたかなきゃ」と思ってるとしんどくて。一緒になって泳いでいた方がずれないので。

インタビューで語る寺西 木村選手の手を引き、プールのスタート台へ導く寺西

シーン2

(寺西) クロールの止めの時はこの辺ですね。たたいて次の手が壁のところなので、首から手の分プラスちょっと、ストロークの時間分ぐらいなんですね。

平泳ぎ、バタフライになるとワンストロークの長さになるのでこのぐらい長い。遠いかものすごい近いか、どちらかのチョイス。競っている時は「ぶつかったらごめん」て言いながら近い方で引き寄せてたたきますね。

インタビューで、実際にタッピング棒を使ってタッピングの間合いを説明する寺西
=敬称略