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ゆるキャラ

巨体キャラ、海猿に変身 130万円「訓練」で動き俊敏

2010年10月24日6時54分

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写真佐藤本部長と一緒に敬礼をする新「うみまる」=鹿児島市東郡元町

写真研修前のうみまる=昨年3月、鹿児島市

 「うみまる」が、「研修」を経て念願の「海猿」に――。海上保安庁のマスコットキャラクターうみまるが第10管区海上保安本部(鹿児島市)限定で、潜水士バージョンに生まれ変わった。制服スタイルから一新し、潜水服を着用。身体能力も格段に上がり、10管の職員は「より高度な広報活動ができる」と新生うみまるに期待を寄せている。

 うみまるはタテゴトアザラシの子どもで12歳。1998年の登場以来、10管管内の駅前や大型スーパーなど人出の多い場所に出掛け、妹の「うーみん」と一緒にチラシ配りや講演の手伝いなど広報活動をしてきた。クリクリとした目と、身長約2メートル、体重約100キロの愛らしい体形で、子どもたちに大人気だ。

 ただ、動きが鈍いのが欠点で、1人ではうまく歩くこともできなかった。毎回広報活動が終わる度に、職員らに手を引かれ、疲れた様子でゆっくりと去っていく有り様だった。大きすぎて運ぶのにも苦労していた。

 4月に海上保安庁が、全管区で競い合う広報強化支援の企画を募集した。10管は20〜30代の若手職員15人で構成する広報強化プロジェクトチームをつくった。ここで「海猿」(潜水士の呼び名)に変身させる案を考えついた。テレビドラマ「海猿」や同名の映画がヒットした後、うみまるを見かけた市民から「海猿の格好はしないんですか」と多くの声が寄せられていた。

 チームは「研修に行かせて見違えるように変身した」との設定で、うみまるをリニューアルすることを提案。結果、企画案は採用され、うみまるの「潜水士研修費用」(100万円)を本庁から獲得した。

 うみまるは潜水服のウエットスーツを与えられ、潜水士姿に生まれ変わった。約2カ月の厳しい「訓練」を乗り越えたとの想定で、着ぐるみはボディースーツにかわり、全体的にスリムになった。難点だった身体能力は改善され、運動神経も抜群に。駆け足も、腕立て伏せもでき、自由自在に動けるようになった。視野も広がったという。変身に掛かった費用は約130万円。足りない約30万円は、10管の広報活動費でまかなった。

 目下の使命は、佐藤雄二10管本部長に命じられた118番の認知度を上げるための広報活動。鹿児島、熊本、宮崎の10管区内のイベントに顔を出し、広告塔となって118番の周知に努める。昨年の出動回数は26回だった。10管は「約30万円の自腹出費に見合う活躍を」と期待している。(城真弓)

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