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ゆるキャラ

地域の美味に大学生がイメージキャラ 東京・中野

2011年1月16日7時0分

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写真書店に置いたキャラクターのシールを整理する東京工芸大学の学生たち。シールが入ったディスプレーラックや、後ろのポスターなども学生がデザインした=中野区中野5丁目

写真ミソセンベイウオ

写真フルール君

写真カパチョ

 東京都中野区の飲食店や菓子店などが販売し、地元のグルメコンテストで入賞した様々な飲食物のキャラクターを学生たちが考え、絵柄をプリントしたシールを販売している。身近な題材でデザインを学びながら、地域の活性化を図ろうというねらいだ。

 東京工芸大学デザイン学科の笠尾敦司准教授(50)の授業の一環で、学生11人が参加している。中野区などが主催する「中野の逸品グランプリ」で入賞した歴代の商品から、一人が一つずつ選択。商品の形や味、商品ができた由来などからイメージを広げ、計11のキャラクターの名前や絵柄を考えた。

 また、キャラクターごとに絵柄を台紙にプリントしてシールを作成。明屋(はるや)書店中野ブロードウェイ店(中野5丁目)に1月末まで置かせてもらって販売し、1シートあたり100円の売り上げは全額、同店に渡しているという。

 佐々木沙織さん(21)は、同区沼袋にある洋菓子店「アビニヨン」の「沼チョコ」のキャラクターとして河童(かっぱ)の「カパチョ」を描いた。商品名の由来となった「沼袋」の地名について調べるうちに、昔は沼があったことを知って河童をイメージした。

 店側にも好評だ。堀之内満一店長(35)は「手作り菓子の温かみを表現してくれた」と喜ぶ。すでに、ほかの商品のキャラクター制作も打診しているという。

 谷沢宏樹さん(20)が選んだのは、せんべい専門店「高一屋商店」の「味噌(みそ)せんべい」。丸いせんべいを半分に折った形を見た瞬間、口の広い魚が思い浮かび、木魚に似た「ミソセンベイウオ」ができあがった。

 八木悠斗さん(22)はフルーツパーラー「サンフルール」の「生フルーツゼリー」。お年寄りにも食べやすく果物を工夫して切っていると店で聞き、見た人が思いやりの心を持てるようなキャラクター「フルール君」をイメージした。

 笠尾准教授は「学生がキャラクターをつくることで店や区民との新しいコミュニケーションが生み出せる。自分のデザインが一般の人からどんな評価を受けるかを知ることで学生も学べる」と話す。(高見沢恵理)

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