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防犯グッズ需要高まる 新商品も続々と開発

2006年01月05日11時49分

 子どもを狙った悲惨な事件が相次ぐ中、子どもを守るための防犯商品に注目が集まっている。以前から販売されている商品の売れ行きが伸びているだけでなく、事件を契機に新商品を開発した企業も。幼い子を持つ親で売り場が混雑することもあり、企業側も「予想以上の反響」と驚いている。

 防犯ブザーと防犯用の笛約50種類が並ぶ「東急ハンズ名古屋店」(名古屋市中村区)。親子連れが訪れる土日を中心に防犯ブザーの売れ行きが伸びているという。すぐにボタンを押して音を出せるようにと、リストバンドとブザーが一体になった新商品も昨年10月から売り出した。

 デパートのランドセル売り場でも「防犯」が目を引く。松坂屋本店(同市中区)では、扱う約60種類のランドセルの約7割が防犯ブザー付き。別売りの全地球測位システム(GPS)端末を使えば、ブザーと同時にメールでも異常を知らせる仕組みも登場した。

 同店では、防犯機能が付いたランドセルの販売は昨年からで、一昨年の10、11月に比べてランドセル全体の売り上げが約9割も増えた。

 子供を狙った事件を機に防犯用品の開発に乗り出した企業もある。

 プラスチックの加工や事務用いすの製造などを手がける「テック」(愛知県瀬戸市)は、大阪府池田市の児童殺傷事件後、唐辛子エキスが含まれた赤い液体を噴射する「撃破Z(ゼット)」を開発した。消火器に似た形で、レバーを握ると、約10メートル先まで一直線に液体が飛ぶ。防犯用品は現在、同社の売り上げ全体の約1割を占め、新商品の開発も進行中だ。

 ケーブルテレビ局「スターキャット・ケーブルネットワーク」(名古屋市)は昨年11月から、ケーブルインターネットサービスの契約者を対象に、位置情報検索・表示サービス「ここだよ、みつけて!」を始めた。子どもが持つ携帯電話かPHSで、親がパソコンの画面で現在地を知ることができる。

 警備会社セコム(東京都渋谷区)が01年から始めた「ココセコム」も同様のシステムだが、子どもが持っている「通報ボタン」を押すと、警備員が現場に急行するシステム。セコム広報室では「最近は下校時間にあたる夕方に、特に位置検索をする利用者が多い」と話している。

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