宇宙空間では、宇宙飛行士たちはどのような生活を送っているのでしょうか。スペースシャトルでの生活を例にとり、紹介します。
●宇宙ではどんなものを食べるの?
地上と同じような食事をとることができます。
1960年代初め、宇宙での食べ物は、荷物が重くなったり場所を取ったりしないように、チューブ入りや一口サイズのものでした。1970年代初め、アポロ計画のころから、宇宙食は少しずつ品数が増えました。現在では約150種類もあり、地上での食事と変わらないほどです。
宇宙食はプラスチックの容器に入っていて、水やお湯を加えて元に戻すもの、オーブンで加熱することができるものなどがあります。果物やパン、ナッツなどそのまま食べるものもあります。
飲み物など液体を飲む時は、パックからストローで吸います。まわりにこぼして機械を壊すことがないようにするためです。
国際宇宙ステーションでは、約300種類のメニューが用意される予定です。
●スペースシャトルの中では特別な服がいるの?
地上と同じ服で生活できます。
スペースシャトルの船内は、地上と同じ1気圧に保たれていて、快適に生活できるように温度や湿度が調整されています。このため、打ち上げと帰還時に着るオレンジ色のフライトスーツ以外は特別な服を着る必要はなく、地上と同じ服装で生活しています。
スペースシャトルの中で洗濯はできないので、下着は毎日着替える分、綿のシャツとズボンは数枚の着替えを持っていきます。
スペースシャトルから外に出て宇宙で作業する時には宇宙服を着ます。宇宙服は様々な機能を持った高性能スーツで、宇宙放射線や真空状態など、人間がそのまま生活するには厳しい環境から宇宙飛行士を守っています。
●スペースシャトルではお風呂に入るの?
濡れたタオルで身体を拭き、水を使わずに洗えるシャンプーで髪を洗います。
無重量状態では水が流れないので、地上のように蛇口の下に手を出して洗うことができません。そのため,スペースシャトルには洗面台やシャワー室はありません。
手や顔の汚れを取りたい時は、アルコールで拭くか、液体せっけんを含ませた濡れたタオルで拭きます。髪を洗う時は、船内に泡が飛び散らないように、水を使わずに洗えるシャンプーを使います。洗い終わったら、乾いたタオルで拭き取ります。体の汚れはボディーシャンプーを含ませた濡れたタオルで拭くだけです。