2月14日、原子力規制委員会が立ち入り検査に踏み切った。検査官ら(左側)に釈明する「もんじゅ」の幹部ら=福井敦賀市日本に原発は必要か。朝日新聞が原発から半径30キロ圏内にある156自治体の首長を対象にしたアンケートでは、事故防止と経済への影響の間で揺れる複雑な思いが浮かび上がった。[特設ページへ]
2月14日、原子力規制委員会が立ち入り検査に踏み切った。検査官ら(左側)に釈明する「もんじゅ」の幹部ら=福井敦賀市日本に原発は必要か。朝日新聞が原発から半径30キロ圏内にある156自治体の首長を対象にしたアンケートでは、事故防止と経済への影響の間で揺れる複雑な思いが浮かび上がった。[特設ページへ]
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【放射能拡散予測図の見方】各原発で事故から1週間に放出される放射性物質の拡散状況の予測。1週間の積算被曝(ひばく)線量が100ミリシーベルト
になる地点を表している。
※30キロ圏市町村は原子力規制委員会の資料をもとに作成。運転年数は、2013年1月1日現在。


広島と長崎の被爆者を追跡調査した結果から、浴びた放射線の量が100ミリシーベルトを超えると、がんで死亡するリスクが線量に比例して上がる、と試算されている。データが不十分なために100ミリシーベルト以下での健康影響ははっきりしていないが、国際放射線防護委員会(ICRP)は、リスクがあるものと想定して防護策をとるべきだ、との考えを示している。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1989年 | 23年 | 57.9万kW |
| 2号機 | 1991年 | 21年 | 57.9万kW |
| 3号機 | 2009年 | 3年 | 91.2万kW |
| 総発電量 | 207.0万kW | ||


対策完了見通し2015年度
防潮堤は14年12月、免震重要棟は15年度までに設置予定。1号機の原子炉建屋近くの断層が20万〜40万年前に動いた疑いを指摘されており、新しい安全基準では活断層と判断される可能性がある。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 2005年 | 7年 | 110.0万kW | |
| 総発電量 | 110.0万kW | ||


対策完了見通し未定
規制委の専門家会合が敷地内に活断層がある可能性が高いと判断。耐震補強工事が必要になるかもしれない。防潮堤が5月に完成するが、フィルター付きベントの設置は見通しが立っていない。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1984年 | 28年 | 52.4万kW |
| 2号機 | 1995年 | 17年 | 82.5万kW |
| 3号機 | 2002年 | 10年 | 82.5万kW |
| 総発電量 | 217.4万kW | ||


対策完了見通し未定
東日本大震災で設計想定を超える揺れを観測。耐震安全性などの再評価が必要。防潮堤は標高17メートルだが、電力側の最大津波想定は「検討中」。フィルター付きベントの見通しは立っていない。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1971年 | 46.0万kW | |
| 2号機 | 1974年 | 78.4万kW | |
| 3号機 | 1976年 | 78.4万kW | |
| 4号機 | 1978年 | 78.4万kW | |
| 5号機 | 1978年 | 78.4万kW | |
| 6号機 | 1979年 | 110.0万kW | |
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1982年 | 30年 | 110.0万kW |
| 2号機 | 1984年 | 28年 | 110.0万kW |
| 3号機 | 1985年 | 27年 | 110.0万kW |
| 4号機 | 1987年 | 25年 | 110.0万kW |
| 総発電量 | 440.0万kW | ||


対策完了見通し未定
東日本大震災で原子炉の冷却機能や外部電源の一部を喪失した。現在は冷温停止を維持。防潮堤は震災後に設けた15.4メートルの仮設のみで本設の予定はない。フィルター付きベントの設置も未定だ。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1978年 | 34年 | 110.0万kW | |
| 総発電量 | 110.0万kW | ||


対策完了見通し未定
東日本大震災を踏まえた最大津波の設計想定が未実施。このため防潮堤の設置も未着手だ。フィルター付きベント設備の設置も時期は未定。立地の東海村長が廃炉を訴え、再稼働の壁が高い。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1985年 | 27年 | 110.0万kW |
| 2号機 | 1990年 | 22年 | 110.0万kW |
| 3号機 | 1993年 | 19年 | 110.0万kW |
| 4号機 | 1994年 | 18年 | 110.0万kW |
| 5号機 | 1990年 | 22年 | 110.0万kW |
| 6号機 | 1996年 | 16年 | 135.6万kW |
| 7号機 | 1997年 | 15年 | 135.6万kW |
| 総発電量 | 821.2万kW | ||


対策完了見通し未定
1、2号機原子炉建屋直下に活断層の可能性が浮上。防潮堤は6月までに完成。東電は1、5、6、7号機の安全対策を優先する方針だが、フィルター付きベントの完了はいずれも未定だ。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 3号機 | 1987年 | 25年 | 110.0万kW |
| 4号機 | 1993年 | 19年 | 113.7万kW |
| 5号機 | 2005年 | 7年 | 138.0万kW |
| 総発電量 | 361.7万kW | ||


対策完了見通し未定
東海地震の想定震源域に立地。防潮堤建設に着手したがその後、国が19メートルの津波想定を公表。12月までに22メートルへかさ上げする。5号機は原子炉に大量の海水が流入し、復旧のめどが立たない。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1993年 | 19年 | 54.0万kW |
| 2号機 | 2006年 | 6年 | 135.8万kW |
| 総発電量 | 189.8万kW | ||


対策完了見通し2015年度
1号機原子炉建屋直下に活断層がある可能性があり、規制委が近く現地調査。活断層なら廃炉を迫られる。防潮堤の設置など津波対策は完了済み。フィルター付きベントの設置は16年3月までかかる。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1970年 | 42年 | 35.7万kW |
| 2号機 | 1987年 | 25年 | 116.0万kW |
| 総発電量 | 151.7万kW | ||


対策完了見通し未定
敷地内に活断層「浦底断層」が走る。2号機原子炉建屋直下の断層も「活断層の可能性が高い」と規制委が判断。廃炉を迫られる公算大。1号機原子炉建屋直下の断層も活断層の疑いがある。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1970年 | 42年 | 34.0万kW |
| 2号機 | 1972年 | 40年 | 50.0万kW |
| 3号機 | 1976年 | 36年 | 82.6万kW |
| 総発電量 | 166.6万kW | ||


対策完了見通し未定
重要施設直下に活断層の疑いを指摘されている。敷地近くに活断層「白木―丹生断層」がある。規制委が近く現地調査。全周の防潮堤の完成は16年3月。1、2号機は運転開始から40年を超える。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1979年 | 33年 | 117.5万kW |
| 2号機 | 1979年 | 33年 | 117.5万kW |
| 3号機 | 1991年 | 21年 | 118.0万kW |
| 4号機 | 1993年 | 19年 | 118.0万kW |
| 総発電量 | 471.0万kW | ||


対策完了見通し2015年度
3、4号機は唯一稼働中。7月の国の新安全基準施行後も運転できるかが焦点。重要施設直下に活断層がある疑いがあり、規制委が調査中。防潮堤は1年後、免震重要棟は2年後に完成予定。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1974年 | 38年 | 82.6万kW |
| 2号機 | 1975年 | 37年 | 82.6万kW |
| 3号機 | 1985年 | 27年 | 87.0万kW |
| 4号機 | 1985年 | 27年 | 87.0万kW |
| 総発電量 | 339.2万kW | ||


対策完了見通し未定
旧保安院が敷地内の断層の継続調査を指示。現時点で規制委が現地調査するかは未定。免震重要棟は2年後の15年度前半の完成を見込む。防潮施設は16年3月までに完成予定だ。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1974年 | 38年 | 46.0万kW |
| 2号機 | 1989年 | 23年 | 82.0万kW |
| 3号機 | 建設中 | - | 137.3万kW |
| 総発電量 | 265.3万kW | ||


対策完了見通し2015年度
近くを活断層「宍道断層」が走る。防潮堤は13年内に完成予定。フィルター付きベントは2号機と建設中の3号機で15年度内の完成をめざす。1号機は来年運転開始40年を迎え、再稼働は厳しい。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1977年 | 35年 | 56.6万kW |
| 2号機 | 1982年 | 30年 | 56.6万kW |
| 3号機 | 1994年 | 18年 | 89.0万kW |
| 総発電量 | 202.2万kW | ||


対策完了見通し2015年度
3号機は唯一稼働中の大飯3、4号機に続き、旧保安院のストレステスト1次評価の審査済み。内海に面しており、防潮堤を造る予定はない。免震重要棟は設置済みで再稼働に最も近い原発の一つ。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1975年 | 37年 | 55.9万kW |
| 2号機 | 1981年 | 31年 | 55.9万kW |
| 3号機 | 1994年 | 18年 | 118.0万kW |
| 4号機 | 1997年 | 15年 | 118.0万kW |
| 総発電量 | 347.8万kW | ||


対策完了見通し2016年度
2、3号機は福島第一事故後に地元がいったんは再稼働を容認。だが、九電やらせ事件やストレステスト実施で運転再開できず。津波想定が低く防潮堤設置の予定はない。免震重要棟の完成は15年度。
| 運用開始年 | 運転年数 | 発電量 | |
|---|---|---|---|
| 1号機 | 1984年 | 28年 | 89.0万kW |
| 2号機 | 1985年 | 27年 | 89.0万kW |
| 総発電量 | 178.0万kW | ||


対策完了見通し2016年度
現時点で敷地内に断層問題を抱えておらず、敷地の標高が高く、防潮堤設置の予定はない。免震重要棟の完成は15年度を予定している。伊方とともに再稼働に最も近い原発の一つとみられる。
東北電力東通原発敷地内の断層についての評価会合で発言する原子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理(右)=18日午前、東京都港区、加藤諒撮影
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東京電力福島第一原発事故のあと、母親と子どもだけで福島県外に逃れ、今も避難を続けている家族が数多くいます。こうした「母子避難」は避難指示区域外からがほとんどで、東電や行政から十分な支援を受けられず、実態もはっきりしていません。朝日新聞は2012年6〜7月、母親にアンケートを実施しました。経済的、精神的負担が重くのしかかっている様子が浮かび上がってきます。 [特集へ]
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