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2012年7月21日15時48分
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作業員に鉛カバー作らせる 被曝隠しの下請け 福島第一

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写真:役員の指示でビルドアップの作業員が作らされた鉛カバー(朝日新聞が作業員の証言をもとに再現)拡大役員の指示でビルドアップの作業員が作らされた鉛カバー(朝日新聞が作業員の証言をもとに再現)

 東京電力福島第一原発の復旧工事に参加した下請け会社ビルドアップ(福島県)の役員(54)が昨年12月、作業員が身につける放射線の線量計を覆うために用意した鉛のカバーは、事前に作業員自身に作らせたものだった。製作に加わった作業員たちの証言でわかった。

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 「APD」と呼ばれる線量計は縦97ミリ、横58ミリ、厚さ16ミリ。防護服の下のシャツの胸ポケットに入れ、ガンマ線やベータ線を前面のセンサーで感知し、全身にどれだけの放射線を浴びたかを測る。毎日、東電が作業員に貸し出す。

 作業員らによると、昨年11月30日、ビルド社の作業チーム約10人の半数ほどが原発構内の作業場に集められた。役員は厚さ数ミリ、縦横1メートルほどの鉛板を用意していた。通常は汚染水の配管を覆って放射線を遮るために使う鉛板とみられる。

 役員はAPDの実物を使ってサイズを測り、鉛板に油性ペンで線を引かせて金属用のはさみで切断させた。作業員たちは万力やハンマーでAPDの前面、両側面、底を覆うカバーの形に整えた。「手で折り曲げた」と話す作業員もいる。

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