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三菱重工業は、放射線量が高い場所で、重機を操縦する人の被曝(ひばく)量を抑える座席シートを開発した。放射線を遮蔽(しゃへい)する効果のある「鎧(よろい)」が特徴で、既存の重機のシート部分と取り換えて使う。12月中旬に発売する予定。
「鎧」はタングステン製で、被曝量を半減できるという。油圧ショベルやクレーン車などに組み付ける。観音開きになっていて、前部で開閉する。総重量は約130キロで、価格は数百万円。
放射線を防ぐ技術に詳しい三菱重工が、福島県内の除染工事を手がける大林組の協力を得て開発。除染や放射性廃棄物の運搬などを手がけるゼネコンや電力会社などに採用を働きかける。
三菱重工は昨年5月、操縦席の周りを厚い鉄板で覆って放射線を防ぐ特殊なフォークリフトを納入した実績がある。