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【別宮潤一】原子力規制委員会が24日示した原発事故時の放射性物質拡散予測で、東北電力東通原発では、国際的な避難基準に達する地域(1週間の積算被ばく線量100ミリシーベルト)は、最大でも同原発から北西13.6キロにとどまった。ただ、避難ルートの一部も高線量になるなど、課題も浮き彫りとなった。
規制委では、同原発1号機の原子炉が炉心溶融するなどの過酷事故を想定。1年8760時間分の気象データから、避難基準に達する陸地は、最大で北西13.6キロ、西北西12.2キロ、西13.4キロとなった。陸向きの風となる確率は3割強とみられる。
県では、東京電力福島第一原発の事故をうけ、今年度内に地域防災計画を見直す予定だ。同原発の半径30キロ圏となる緊急時防護措置準備区域(UPZ)に住む約7万1千人を青森市と弘前市に避難させる計画。今回の拡散予測で30キロ圏外で避難が必要になる地域はなく、県原子力安全対策課は「見直しに大きな変更は必要なさそうだ」とする。